埋伏智歯切除記録

本日、埋伏智歯を切除してきました。

「埋伏智歯切除」ってなんだ?と思われるかもしれませんが、要するに親知らずの抜歯切除」です。今日は切迫性が最も高かった左下を取ってもらいました。

なんかの参考になるかも知れないのでブログに記録しておくことにしました。

状況は上図の通りです。歯茎にほとんど埋まっていて少し顔をのぞかせている状態の親知らずを切除します。親知らずは横向きに左 (奥) 側から生えていて第 7 歯を側面から押している状態です。うわー…、ですね。また、第 7 歯との隙間に食べ物のカスなどが入り込んで、第 7 歯の側面にも虫歯ができている可能性があるとのことです。

麻酔を打つので最初に血圧の検査です。普段、上が 110 くらいですが、今回は 103 でした。お医者さんに「落ち着いてますねえ」と言われましたが「緊張してますか?」とも訊かれました。その通りです。。。

次に、麻酔。痛い。そして苦い。舌の奥の方に麻酔液がかかるので苦くて痺れると言う嫌な状況です。麻酔が効いてくると痺れたような感じで痛みがなくなります。そして、親知らずが埋まっている部分の歯茎を切開します。切開してみると、過去の歯茎の腫れの痕跡のようなものが親知らずに多くまとわりついているようでした。歯茎の腫れの痕跡を取り除くのに結構時間がかかった印象です。そして親知らず本体の切除です。抜くとか、そういうのは無理な状況です。歯石がくっついて半ばボロボロの状態だったようです。もう、削って割って取り除いて、という感じの展開が想定されます。あと、親知らずに下顎神経がまとわりついているような状況でした。下顎神経を傷つけると下唇の痺れが半年以上取れないとのことなので慎重にやらねばなりません。…半年以上痺れるのは 5% 以下の確率と言われていたのですが、確率は跳ね上がりました。。。

丁寧に丁寧にかつがちゃがちゃぐいぐいと (?) 割ったり削ったりしながら取ってもらいました。途中で奥まで麻酔が効いてないことが分かり、多少痛い場面もありました (死を覚悟しました) が、再度麻酔を注射してもらって痛みは収まりました。割と手こずっていた感じでしたが、1 時間弱でなんとか終了です。なんだか半分になったり微塵 (?) になったりした感じの切除した歯を見せていただきました。なんというか、歯茎の中で 10 年以上お疲れさまでしたと言う感じです。親知らずに対して。

術後は親知らずを切除した部分が痛いと言うより、切除するために抑えられていた上の歯の部分が結構痛いという状態でした。切除した部分は、やや弱い痛みと時々血が溜まってくる状態です。また、麻酔をして 1 時間ほど同じ姿勢だった影響か、なんだか吐き気がします…。次回の予約 (明日) も、診療代の支払も、薬局で薬を出してもらうときも、ふいえーーという感じでした。もうやる気ナッシングです。

処方してもらった鎮痛薬と細菌感染防止の抗生物質京急鶴見の駅で飲みました。もう、鈍い痛みが耐えられないので。職場の最寄り駅付近まで来ると鎮痛薬が効いてきました。職場近くのカフェで 1 時間ほど休憩した後、とりあえず出勤です。明日以降痛みがジンジンとひどくなるかもしれないので、今日のうちに少し仕事を進めておこうと言う魂胆です。今の所、変なことをしなければ痛みはおおむね収まっています。心配された下唇の痺れも気になるほどではありません。しかし、食べるのにはまだまだ辛いかなあ、という感じです。